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ソウ4 【SAW4】 [映画&DVD:さ行]


ソウ4 DTSエディション

ソウ4 DTSエディション

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

ソウシリーズは3まで、もれなく観ている私だけど
いつの間にかレンタルが開始されていたソウ4は
観るべきか否か考えていました。

でも気にはなる…と、そんな時に丁度
同じくソウシリーズを全部観ている友達が
レンタルしてきてくれたので、観る機会を得る事になりました。

観終わっての感想。
私はソウ1の次にソウ4が好きです。

以下、ネタばれ含むと思います。
ソウ4の内容を知りたくない方は続きを見ないで下さいね。

ソウ4を観ようかどうしようかと思った理由は
既にソウ2、ソウ3には余りジグソウが関わっていなかった為に
ソウ4では、もう別の主人公に成り代わっているんじゃないかと思ったからです。

ソウ2
「二代目ジグソウを襲名したアマンダの容赦無い暴れっぷりと、生贄にされちゃった被害者」

ソウ3
「調子に乗ってるアマンダを懲らしめる(試す)ジグソウ氏と、やっぱり生贄にされちゃった被害者」

といった感じで、ジグソウの唱える「命を大事に」の教訓も無く
ただただ凝った機械で、いかに残酷に派手に観る側を驚かせてやろうか?!と
そんな事を考えて作っているんじゃないかと感じられる
ただのスプラッタ映画になっていたからです。

所が、今回のソウ4の話は、なかなか凝っていて
冒頭はジグソウの解剖シーンから、これはソウ3ラストから。
次のシーンからは、ソウ2のゲームから間もなくの話に移り
ソウ2の犠牲者の遺体が発見されたシーンになり
最終的には、ソウ3のゲームと同時進行だったのが分かる終わり方。

ちょっとややこしく進むソウ4。
登場人物も多くて、ソウ2、ソウ3のキャストも出てくるから
ちょっと混乱するかも。

私はFBIの男性と、今回の主人公リッグの同僚のホフマン刑事の顔が
最初見分けつかなかったし…w

ちょっと変だけど、なかなか面白い画面転換もヤヤコシヤに拍車w
(サム・ライミみたいな画面切り替えだったなぁ)

でもこんな入り組んだ時系列の映画って、マトリックスが公開された時に
マトリックスの内容を理解するのが難しいなんて
言ってた人達もいたのに理解できるのかしら?!
私は、ソウ4はセリフや映像で理解できるようには作ってあったので親切に感じたし
ソウ2、ソウ3のつじつまを合わせつつ考えて作った映画って所が良かったです。
そのせいかスプラッタ色はソウ2、ソウ3よりは薄かったです。

ソウ4を観たせいで、ソウ2&ソウ3が見直したくなる作りは商売上手w
そうそう、ジグソウは自殺しようとしたけど生き延びちゃったんだよねえ…とか
思い出せるシーンも出てきます。

でもそれだけじゃなく、ジグソウ氏の初お仕置きシーンも見れちゃう。
最初のお仕置きは、ジグソウの奥さんを事故とはいえドアで強く打ち
流産させてしまった麻薬常習犯の男。
一番最初だから機械が素朴w

今回は時間軸が交差しているせいか、ジグソウがキチンと出ているシーンも多く。
尚且つ、ちょっとしたジグゾウ誕生秘話っぽくもある。
(愛用のブタの仮面は、中国街のお祭の露店から入手した、とか)
言っている事は正しいから、あの顔で語られるのは説得力がある。
やっぱり、ジグソウ役のトビン・ベルさんの目力は凄い。

そして、問題の今回の主人公。
猪突猛進タイプ、仲間も被害者も全て助けたい熱血刑事リッグ。
リモコンカメラで現場を捜索中、ソウ2の犠牲者(同僚の女性刑事)を見つけると
仲間が止めるのも聞かず、ダッシュで駆け寄ります。
そして、この行動が今回のキーワードで
ソウ4の終わりまで、引っ張っていった事に感心しました。

「ハロー、リッグ。再生の道へようこそ。数年間、君は仲間の死を目撃し続けてきた。
君は生き残った。だが、君は執念に取りつかれ、正しい選択ができなくなった。
君は救えない者を救おうと無駄な努力をしている。
今夜その執念と向き合う機会を与えよう。」

これがリッグに与えられた試練。

リッグが目にしたジグソウからのムービーには
ソウ2で主人公だった刑事が手枷をされたまま
氷の上に立たされ、天井に繋がっているチェーンが首に巻かれている。
その姿から、氷が解けたら首が絞まるのは目に見えて分かる。
その隣には同僚のホフマン刑事が口枷、手枷をされ椅子に縛られていて
隣の氷が溶けきると、水があふれ通電し感電死してしまう仕掛け。
氷が解けるのは90分。

リッグが試されるのに使われた被害者は

スナッフムービーを作る為に女性を拉致していた女。

そのムービーを撮っていた男。

そいつらを助けた弁護士
(ジグゾウの試練を乗り切るが
ソウ2の刑事とリッグの同僚の刑事の見張り役にさせられる)

児童虐待をしていた両親(母親だけは痛みを受けつつも無事)

関係無く亡くなられた人…、ジグソウ人形の爆発に巻き込まれたFBI女性。
検視中に、うっかり作動していまったボウガンの矢で頭を射抜かれた人…。
この人達の死は可愛そうだったなぁ…。
特に検視中の事故のシーンはいらんやろ~!

そしてジグソウの試練をクリアしていき、捕らえられている刑事達の元にたどり着くリッグ。
だけど彼は「執念」を取り払う事はできず、そのまま刑事達の部屋に飛び込んでしまう。
ジグソウの最後の試練はクリアできず、リッグの浅はかな行動の為
ソウ2の刑事は死亡。
見張り役にされていた弁護士も死亡、そしてリッグも弁護士との相撃ちで死亡…。
ジグソウは90分のタイムリミットだとは言っても
90分過ぎれば死ぬとは一言も言ってないのよねえ…。

ここを読んでいる方は、既に知っていると思いますが
犯人はソウ2の刑事と一緒に捕まっていた、リッグの同僚ホフマン刑事。
冒頭で、ジグソウのテープを聴いていた刑事。
そして、FBIがソウ2の犠牲者を見た時に「共犯がいる」と言っていたけど
これは本編中には出なかったから想像でしかないけど
アマンダと共謀していたって事みたいよねえ。

それにしても今回の試練「執念に打ち勝て」は凄く分かりやすくて親切に感じたのは
同じ刑事として、そして同僚だったからっていうのもあるのかな?
そして「私の見ているものを見ろ(SEE WHAT I SEE )」は
正義感の強いリッグをジグゾウ(ホフマン)の仲間になれるかどうか試したのかな?
なんて考えてしまいました。

そしてラストは、ホフマン刑事が三代目ジグソウと分かり完。
上記でも書いたけど、目力のあるトビン氏がジグソウでないと務まらないというか
ちょっとカリスマ性がダウンしちゃった感じ…。

でも、今回のようにジグソウに共感した誰かが
新ジグソウになっていくって展開なら、無限にソウシリーズは続いていきそう。
今回は今までをまとめた良作になったと思うから
この後、新たなソウを作ったとしても劣化しないで欲しいわ…。
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