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ヴィーナス 【Venus】 [映画&DVD:あ行]

CinemaCafe.netさん主宰、ブロガー限定試写会に行ってきました。
試写会場はワーナー・ブラザースの試写室で行なわれ
座り心地の良い椅子で、ゆったり観れました♪
DVC00255.JPG
ワーナー試写室入り口。立派です(*´Д`*)

試写映画は「ヴィーナス」
内容は下記、CinemaCafe.netさんの紹介記事より。

「若い頃は色気十分の容姿をもてはやされた俳優・モーリスももはや70歳代。
最近まわってくるのは死体や脇役ばかりで
俳優仲間のイアンと“お迎え”を待つ日々を送っていた。
そんな彼の前に現れたイアンの若き姪・ジェシー。
飾り気もなく無愛想で、おまけにモデルを目指しているなどと
無謀なことを言う彼女だったが
一緒に時間を過ごすうちに、モーリスは彼女の若さの輝きにときめいていた…。

『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督と
本作でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたピーター・オトゥールが贈る
大人のちょっぴり切ないラブストーリー。」

いつもの私なら、確実に映画館に出向かない映画だけど
当たったとなれば社会勉強や人間観察の良い機会と思い
ありがたく参加です(*^-^*)

以下、ネタばれ感想です。
読みたくない方は「続きを読む」を読まないで下さいね。

ピーター・オトゥールといえば、私のなかでは
展開がスピーディーで、楽しいSFホラー映画「ファントム」の
博士役がまず頭に浮かびますw
でも名作と言われている「アラビアのロレンス」の主人公を演じた
名役者としての方が有名なのかな?

確かに、今回の主人公の「死を意識せずにはいられない老体」の演技は
素晴らしかったです。
実際、今でもピーター氏ご本人は矍鑠としているものだと思いますが
その普段の姿が想像できないくらい、老人の動きがハマりすぎていました。

観終わってから思ったのが…この映画ってジャンルはナニ映画なの?って所。
「老い」をテーマにした社会派映画なのか?
「恋愛」をテーマにした恋愛映画なのか?
「年の差」をテーマにしたコメディ映画なのか?
「自己啓発」をテーマにしたヒューマン映画なのか?

笑わせるシーンがあると思えば
死を意識した重いシーンになるし、演出が中途半端。
「誰しも老いると死を意識する、それをより強調する為に逆に笑いをとる」
そんなシニカルな感じでもなく、ブツ切りに話が進むようなイメージ。

主人公がヴィーナスと呼ぶ、親友の姪の娘・ジェシー。
彼女が田舎で付き合っていた男性は、婚約者がいるのを隠しジェシーとつきあい
ジェシーは、その男性との間に子供が出来るが
妊娠の事実に男性はジェシーから離れ、ジェシーは子供を中絶してしまう。

これだけ聞くとジェシーって可哀想…って思えるけど
自分をヴィーナスと呼ぶのを良い事に、新しく付き合い始めた男性を
主人公の家に連れ込み、主人公を散歩に行かせるように仕向け
その間にHするという、とんでもないビッチぶり。
(劇中じゃ、付き合っていた男性に渋々言わされた感もあるけど
男を連れてきた時点で、考え無しって事がもろバレ…この女キモイ;)

こんな女じゃ田舎にいようが、ロンドンまで出てこようが
ろくな男がつかないわな。
むしろビッチ臭を漂わせているから、男から「騙しても良いんじゃね」って
思われちゃったんじゃないの?

田舎のビッチ女に、主人公がヴィーナスと感じた部分に全然共感は出来ない。

ピーター演じる主人公はというと、日本で言う所の「芸の肥やし」なのか
若い頃は妻と年端もいかない子供3人を残し、浮気しまくり。
ジェシーにランチの約束をすっぽかされると、別れた妻の元に泣きつきに行くし
こっちもこっちでダメ男。

ジェシーが頼み事をしにくるが、そのお願いの返事を早める為に
ジェシーは自分のアソコを触った手を、主人公に嗅がせようとし
それを主人公も嗅ごうとする…。
単なる、エロジジイじゃん…。

共感が出来ないビッチ女に、お熱をあげる気持ちが理解不能。
主人公、ボケちゃったから?
年取ってゲテモノ食いに目覚めたから?

主人公の家でHしてたジェシーと彼氏を
散歩から戻った主人公は怒り追い出す。
その時にジェシーに突き倒され、それが原因で主人公は死んでしまうけど
結局、良い所無しのエロジジイで終わっちゃっただけじゃない…。

最後に主人公を献身的に看るジェシーだけど
自分が原因だから看て当たり前だから、これもなんとも思わなかったし
(むしろ原因オマエやんかー!とツッコミいれたい…(゜Д゜))
この健気な姿の為に、老人ひとりの命が無くなったのも後味悪すぎる。

主人公の友達は、主人公が死んでから
「ジェシーのような若者に、どうやって接していいか分からなかった」と言いはじめ
ジェシーに「もう怒っていないから一、緒に魚料理を作ろう」と伝える。

…自分の親友が死んだ原因と仲良くできる?

私なら無理。

劇中に主人公と親友はジェシーの事でケンカになるシーンがあったけど
ジェシーがタトゥー入れたのも(ちなみにアソコの臭いを嗅がせてしたお願いがコレ)
ジェシーにピアス買ってあげたのも主人公ひとりのせいにされてるし。
私が親友だったら一生許せないなぁ。

そしてエンドロールに流れる曲。
主人公が死んでから流れる曲にしては軽すぎて萎え…。

主人公とヒロイン共に共感できないとなったら、映画ってどこ見たら良いのよ?!

映画によっては
こちらの理解を逸する、エキセントリックな登場人物が描かれる事があるけど
この映画はそういう変わった人達を見て楽しむ映画でも無いし…。
でも、私が考える「普通の人の思考回路」で登場人物達が動かないから理解不能。
こんな感じの映画だったので、私的には評価が下せない感じでした。
社会勉強にならなかったぁ~(*T-T)

この映画2006年に公開されたけど、リリース&レンタルが2008年5月8日開始。
その為に口コミを広めようと、今回の試写会を開いたと思うけど
折角招待されたのに、良い意見が書けなくて申し訳無い…(´Д`;)ヾ

話は変わって
この試写会、見終わった後にフィンガーフードと称する
軽い食事が出ると書いてありました。
DVC00257.JPG
並んでいたのはコチラ、サンドイッチ&ベーグル。
DVC00260.JPG
スミノフアイス&サクラの炭酸水(これを使ったカクテルが劇中に出てきたらしい)

友達と「でんろく豆じゃない?」とか
「町内会みたいに紙皿に色んなお菓子が乗ってるんじゃない?」とか
冗談で言ってたけど、とっても美味しいサンドイッチでしたw

映画はアレな感じだったけど…、サンドイッチはとっても美味しかったよ!

でも立食のマナーを知らない人が多いのかな?!
机に張り付いていないで、他の人も取りやすいように
自分の分取ったら、机から離れて欲しかったわ(⊃д⊂)
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