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ヒストリー・オブ・バイオレンス 【A HISTORY OF VIOLENCE】 [映画&DVD:は行]

ヒストリー・オブ・バイオレンス

ヒストリー・オブ・バイオレンス

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2006/09/08
  • メディア: DVD

この映画を撮ったデヴィッド・クローネンバーグ監督の
「ザ・フライ」「イグジステンズ」は好きです。
「スキャナーズ」…まぁ、あれはあれでw

そして今回の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
主役がヴィゴ・モーテンセンで凄く良かった!
奥さんとのイザコザでは、捨てられた子犬のような顔つきになり。
一転、暴力シーンになると顔が引き締まり
「目の色が変わる」とはこういう事?と、その表情に惹きこまれました。

奥さんとイチャつくシーンでは
奥さんったらチアリーダーの格好をして、旦那さん(ヴィゴ)を挑発。
日本でいったら奥さんがセーラー服かブレザーを着る感じ?
コスプレHですか!?(*´Д`*)<キャー
なんて他愛無いけど、愛に溢れた夫婦像があったり
子供は気弱いけど、それなりに学校で上手く立ち回ろうとしたり
でも冒頭で出てくるような、簡単に人を殺してしまうような強盗もいたり…。
アメリカでは、どこにでもありそうな感じ…なのかな?

物語は派手なシーンは特になく、静かに進んでいきます。
主人公(ヴィゴ)も、格闘家のようにキビキビ動くわけではなく
華麗に敵の攻撃を避けたりするわけでもなく
攻撃を受け、血だらけになり、多少もさっとした動きで反撃する主人公。
格闘ゲームのようなスマートさなんて欠片も無い、リアルな暴力シーン。
相手を傷つけたら、自分も傷つくのは
リアルでは当たり前な事だと観ていて思いました。
過去にあった事を、無しにする事なんて出来ない
同じ立場の人間同士でなら、血で血を洗う事は出来るだろうけど
立場の違う人間同士なら
犯してしまった罪への糾弾を、どこまでも甘んじて受ける姿勢と
犯してしまった罪を許せる寛容な心…セットで無いとダメなのね。

そして、正義の為に命を奪う暴力は絶賛の対象になり
自分勝手に命を奪うだけの暴力は糾弾の対象になる。
その行為自体は、感情論抜きで同じ事なのに
命を奪う行為の善し悪しは、誰が図るんだろうか…。
考えさせられます。

そして最期には、主人公の事を知り嫌悪していた
奥さんと家族の元へ戻る主人公。
私は、ここで家族の元へ戻るとは思わなかったけど
とても静かで、動きと表情だけで魅せる良いラストで素敵でした。
この家族これからどうなっていくんだろう?気になります。


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